北海道TMRセンター連絡協議会

豊富な飼料生産基盤を生かし、酪農経営の安定化を目指す。

北海道TMRセンター連絡協議会 > お知らせ >

2014/07/25

【技術情報】営農技術対策(畜産の暑熱対策について)発表

 営農技術対策(畜産の暑熱対策について)が北海道農政部から発表されましたので掲載します。

                     (北海道農政部のHPより引用)

 

北海道農政部、平成26年7月25日発表より

1 暑熱ストレスを受けた牛の状態

(1) 牛体周辺の気温が20℃を超えると、体熱の放散を増すため呼吸数が増加する。

(2) 畜舎の一部に牛がたむろしたり、牛体の熱を放射するため、起立時間が長くなる。

(3) 気温が高くなると体温が上昇し、直腸温度が39℃以上になる。

2 管理による暑熱対策

(1) 放牧地やパドックに庇陰場所を確保して、可能な限り朝・夕の涼しい時間帯に放す。

(2) 牛舎内は戸を解放して扇風機で強制換気を行い、ダクトの場合は、熱発生量の高い頚部・胴体部に当たるよう送風する。

(3) トンネル換気や扇風機は風速が不十分だったり、部分的に死角があったりするので、牛体に風があたるよう、入気口をボード等で工夫する。

(4) 密飼いを避け、敷料の交換を早めに行って湿度を下げ、乳牛のストレスを最小限に抑える。特に、フリーストールでは搾乳前の待機時間を短くする。

(5) 飲水は、体温を下げる効果があるので水槽の数を増やし清潔にして、いつでも新鮮な水が飲めるようにしておく。

(6) 飼槽は凹凸があるとえさが残り、腐敗臭を発しやすく採食量を低下させるので、こまめに清掃して清潔に保つ。

(7) 牛の姿勢・食い込み・眼などを細かく観察して、異常牛を早めに発見し治療に努める。

3 飼料による暑熱対策

(1)良質な粗飼料は、採食・反芻・ルーメン内発酵が短時間となり、第一胃の熱産生量を少なくするので嗜好性の高いものを給与する。

(2) 高温時は、発汗や脱毛などに伴いカリウム、ナトリウム、マグネシウムなどの要求量が増えるので、塩、重曹やミネラルを1?2割程度増給する。

(3) 給与回数と掃き寄せ回数を多くして、飼槽での二次発酵を防ぐとともに摂取回数を増やす。

(4) 粗飼料やTMRの給与が1日1?2回の場合、採食後3?4時間後に体熱の発生量が多くなるので、早朝や夕方から夜間の涼しい時間帯に給与する。

(5) サイレージは、二次発酵が心配されるので、バンカーサイロの場合は取り出し幅(深)を20cm以上とするとともに、下からあおらないように取り出す。

(6) 飼料全体の栄養濃度を高めることが重要で、高乳量牛ではバイパス油脂の給与を検討する。飼料中の脂肪含量は乾物中6から7%を上限とする。

QRコード 携帯サイト

当サイトの新着情報を携帯電話でご覧いただけます。

http://hokkaido-tmr.jp/mt/mt4i.cgi?id=1